企業情報第八本部長 兼 企業情報第八本部第一部長
YUICHI IWASAWA
2020年中途採用
転職をしようと思ったきっかけは?
転職を決意した理由は3点あり、1点目は、経営に近い仕事をしたいと考えたことです。父や祖父が経営者だった影響で、経営に興味を持ち、より多くの経営者と直接関わる仕事を求めました。
経営者の意思決定や事業運営に触れることで、自身の視野を広げたいと考えました。
2点目は、30歳という節目を迎えたことです。これまでのキャリアを継続するか、新たな挑戦をするかを考えた結果、後者を選択しました。
30歳を超えると挑戦する機会が減ると感じ、今こそ成長のために環境を変えるべきだと決断しました。
3点目は、仕事の充実度を高めたいと考えたことです。家庭を持ち、限られた時間の中で、成長や社会貢献を実感できる仕事を求めより仕事の時間を有意義にし、自己成長につなげたいと思いました。
M&A総研に入社を決めた理由は?
「成長環境」と「佐上のビジョンへの共感と期待」の2点で当社を選びました。
まず、成長環境についてですが、当社はDXを活用した業務効率化に強みがあります。前職でも業務効率化の重要性を感じていたため、効率化によって生まれる時間でより多くのオーナー様と接し、多くの成約に繋がる環境が成長に直結すると考えました。また、新規事業の立ち上げにも関与できる機会が多く、M&Aアドバイザーとしてだけでなく、ビジネスマンとしても圧倒的な成長環境が整っている点に魅力を感じました。
次に、ビジョンへの共感と期待についてです。私が入社した2020年当時、当社はまだ上場準備の段階で、従業員も20名ほどでした。正直、上場は現実味を感じていませんでしたが、面接で佐上から直接、上場までのスケジュールや実現可能な根拠を聞き、明確で合理的な計画に確信を持ちました。上場後のビジョンも明確であり、強い高揚感から入社を決意したことを今でも鮮明に覚えています。そして、実際にその計画通り上場を果たしたことに驚かされました。
思い出深い案件のエピソードはありますか?
どれもとても思い出深いですが、敢えて一つ挙げるのであれば、製造業を営む80代のオーナー様をご支援させていただいた案件です。
本件は私が入社して間もないころにオーナー様にお任せいただいた案件でした。当時オーナー様は80代と高齢でしたが、社内に後継者としてご子息様もいらっしゃいました。
一見すると事業承継という観点ではM&Aのニーズは薄かったものの、お話をさせていただくにあたり、将来ご子息様が一人で経営をする際に、多方面でのプレッシャーをかけたくないという親心をお持ちでした。
製造業は設備投資が先行するビジネスモデルであるため、中長期的に事業を続けていくのであれば、工場が老朽化していることもあり、ご子息様が多額の債務の連帯保証人になることがオーナー様にとって気掛かりとなっていました。
一方で、設備投資を見送れば、近い将来で生産ができなくなるというジレンマを抱えていた状況です。複数社を弊社からご紹介させていただき、最終的には製造品目の異なる製造業の企業様への譲渡をご決断されました。
現在、当時のオーナー様は第一線を退き、ご子息様がグループ会社の社長として活躍されているだけでなく、グループ全体の統括にも関与しております。
また、数十億円をかけて新工場も建設し、オーナー様、ご子息様、従業員の方々、譲受企業様の全員が「M&Aしてよかった」と思えるディールになったと多方面からお聞きすることができたため、達成感の大きい、思い出に残る案件となっております。
入社時意識して取り組んだことはありますか?
入社時は「素直さ」、「貪欲さ」、「トライアンドエラー」を意識して業務を行っておりました。
前職時代に営業経験があったとはいえ、アドバイザーとしては全くの未経験者であったため、第一に、上長や先輩等経験者のアドバイスをいかに素直に受け入れるかが重要と考えておりました。
また、新卒ではないため、指導待ちの姿勢ではなく自ら積極的にアドバイスを求める・盗める部分は盗むという貪欲さも大事にしておりました。
トライアンドエラーという点では、いただいたアドバイス・得た知識はアウトプットとして実際の面談に活かし、実践する中で改善点を見い出し、自分に合うようブラシュアップをするように意識しておりました。

M&A総研はどんな会社ですか?
一言で言うと、「協力し合う」社風であると日々感じます。本部、部、チームの隔たりを超えて、お互いにアドバイスをし合う光景は日々目の当たりにしますし、各々が成功体験・失敗体験を共有し合っています。
一つとして同じディールがないこの仕事をする上で、一人の経験ではなく数百人の経験で挑めば、見えないかった解決策も見えてくるため、成約に近い環境になっていると感じています。
また、教育制度に関しても、教育支援チームを始め、各本部ごとのフォロー体制がしっかりと構築されており、成長を求める人にとっては最高の環境が整っています。一方で、受け身で全てが完結する環境ではないため、貪欲に成長を求める人が向いていると思います。
M&A総研の魅力は?
私の思う当社の最も大きな魅力は「成長環境」です。業務効率化、教育制度の充実、アドバイザー同士の密な協力関係、情報部と法人部の役割分担、新規事業への関与のチャンスなど、成長に直結する重要なパーツが多く揃っています。
これらにより、一人のアドバイザーにとって、成約件数の最大化や成約期間の短縮が実現でき、「成長」を日々肌で感じることができます。
M&Aアドバイザーとして大事にしていることを教えてください。
「信頼を勝ち取ること」と「後悔をしない行動をすること」の2点を大切にしています。
1点目は、オーナー様との信頼関係の構築です。希望を聞くだけの御用聞きや、耳障りの良いことを言うのではなく、言い難いことも正直に伝えることで、信頼関係を築き、真のアドバイザーとしての役割を果たせると考えています。
2点目は、後悔のない行動をすることです。ディールには無数のリスクがあり、事前の対策が不可欠です。どれだけ準備を重ねても、成約に至らないケースもあります。
その際に「できることはすべてやり切ったか」を常に自問し、最善を尽くすことを意識しています。「反省はしても後悔はしない」状態を目指し、最後まで全力を尽くすことを心掛けています。
本部長としての遣り甲斐・意識していることは何ですか?
本部長としての最大の遣り甲斐は、知識や経験がメンバーの成長に貢献できたと実感できる瞬間です。
本部長の最重要な役割は「メンバーのサポート」です。一人一人が早く成長し、より多くのディールを成約に導けるよう支援することが使命です。
アポイントへの同行やディールの相談機会も多く、過去の経験を活かしたアドバイスが役立ったとき、大きな遣り甲斐を感じます。
また、日々意識しているのは「役割を見失わないこと」です。本部長として、マネジメントとメンバーのサポートを両立する必要があります。同行依頼を受けた際には、
自分の役割を理解し、必要な準備を整えて最大限のパフォーマンスを発揮できるよう努めています。
M&A市場を、次のステージへ
共に導く仲間を求めています。